ことのはの小部屋

食べ物とお金の計算が大好きな一児の母。基本シンプリスト。ここは考えの格納庫。好きなことを書いていきます。

ロハスフェスタで日本製を買う。

基本的に買い物は好きである(いやむしろ、大好きだ)。

せっかくの貴重なお金なのだから、納得いく買い物をしたい。

さらにいうなら小さな生産者さんを応援したい。

行ってきました早起きして万博まで。

子供はこのイベントが好きなので喜んで付いてきました(宿題終わらせたし)。

 

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入り口にて。毎回変わるので楽しみ。

 

普段節約モードの発動中ですが、

ロハスフェスタだけは例外で、このために年間の予算を取っておくほど、

私にとっては重要なイベントであります。

(ここで思いっきり買う為に普段は自分の物を買わない・・・)

 

ロハスフェスタは、こだわりの雑貨や家具、健康的な食材から作られたフードなどが

会場一面にずらりと並ぶ、とても魅力的なイベントなのであります。

ショッピングモールがしょぼく感じますことよ。

 

そして、なんといってもMADE IN JAPANが多いこと!!

これってすごくうれしいこと。

小さな規模(時々大きいとこもあるけど)頑張ってる人たちがたくさんいるんだって、

買い物意欲にも火がつきます。

いやほんと、万博のあの東の広場ってめちゃめちゃ広いのに、そこにずらーっと店が並ぶのよ、いやほんと爽快ってもんだよ。

 

今年は春も夏もなかったから、予算がいつもより潤沢なのもあり、

かなり張り切って買い物してきた。

 

『ここだ!』というところにはがっつり使ってもいいのよお金って。

 

買い物って、イコール応援だと思ってる。

だから、自分が本当に頑張って欲しいところにお金を出す。

単純に、ただ安いからとか、そんな理由では極力出したくない。

物の手入れや管理には時間がかかる、コストもかかる。

さらにお金も無駄になる。

嫌いな企業を応援することになってしまう。

 

だから面倒だけど、ちゃんと考えて買う。

買うお金は、私や旦那が時には下げたくもない頭下げて稼いだものだから。

その分、納得のいく買い物が出来てる。

 

正直、安くはない。

でも、ぼったくりではない。

店を回ると、本当に素晴らしいものを作っている生産者さんたちがまだまだたくさんいることを実感する。

そして、本当にまだベビーカーに乗ってる頃から連れて行ってた子供が、

「今年はここのお店がお母さん好きそうだよ」

「私はこのお店がすきな物が多い」

今ではお小遣いを握りしめて自分は何にお金を使うか真剣に考えている場面に出会える。

「これ欲しいけど、他のが欲しいからこれはやめとく」

なんて言ってると、こういう場所に連れてきて良かったと思う(時々辛口・・・)。

 

買い物に子供を連れてくと余計な出費がかさむというけれど、

お金の教育はめっちゃ大事なのに学校ではやらない。

お金の話は難しいって避けがちになる、だからだまされやすいと思う。

さらにいうなれば話すことすらタブー化してる。

だから『実践で考える』ということを子供にもちゃんと伝えていきたい。

物やお金は消えてなくなるかも知れないけど、

知恵・考える力・教養は誰にも奪われないから。

 

これ買いました

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熊野古道のコケと、どら焼きの皮だけ。普段街中では手に入らない。

 

後ろのどら焼きの皮だけ、さんは前も購入したことあるんだけど、」

全部一枚一枚手焼きで、もちもちしててちょっと懐かしいんだけど

気がついたらまるまる一袋食べちゃってる、そんな感じのおやつ。

もちろん材料は国産!

味もいろいろあって、今回は

・ほうじ茶

・リンゴシナモン

・ココア

・岩塩

・黒こしょう(大人味!!)

を購入。すでに3袋は胃袋に消えた・・・。

 

手前の『熊野古道のコケ』はそのたたずまいが美しくて気になってたんだけど、

決定打は、日陰が好き、むしろ日陰で!ってところ。

うちの家、リビング日が当たらないから植物置けなくてね~。

多肉好きだけど全部日の当たる二階にしか置けないのよ。

だからほんとうれしくてね~。

植物部屋にあるだけでなんかその周りが浄化されるような気がしてね。

ちょっと片付けたりもするしさ。

 

 

もちろん、買ったのはこれだけではないです、

めちゃくちゃ買いました。

帰りのワゴンがいっぱいになる勢いで。

 

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テントでゴロゴロ、気持ちいい。うたた寝してもまたよし。

 

ほな、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミニマリストブーム・バンザイ!

かつて、たくさんオシャレな物を持っていることがよしとされる時代でした。

 

私が学生時代を過ごしたのはバブルの名残がまだあった頃。

JJやCanCanといったオシャレな雑誌が店頭に並び、

その中に煌めくブランド物、ブランド高校生(いわゆる読モってやつですね)大学生。

華やか極まりない誌面に憧れましたが、

なんせお高い。

○×の服(○万)、お小遣いは○万円(えっ)

キャンパス地にでっかいロゴがついているだけ(失礼)のバッグに○万円。

『母のバッグを借りてきました』バーキン(なんでそれやねん)の値段なんて

もうさっぱりわかりませんことよ。

(おばしゃんになると、「ああ似合わないのに無理して持ってきたな」とか逆にかわいく思えるんですけどね)

たくさんのオシャレな装飾品や服を持ち、それで誌面を飾るような時代。

 

一地方のごくごく平凡な学生だった私には憧れも、

遠い遠い世界のお話でした。

地味なリュックに教科書詰めて、いつも同じような格好。

そしてそのまま社会人へ。

 

大人になってから、無理をすれば買うことも出来るようにはなりましたが、

正直雑誌に載るブランドに値段以上の価値を見いだすことが出来なかった私には

今も結局遠いままです。(つまり何一つ持ったことがない)

 

バブルがはじけて、不景気へ

そっから少しずつ、消費社会へ対しての疑問が一般にも知れ渡るようになってきたんだと思います。

私の勤務先も給与の上がり幅(定期昇給)はどんどん縮小し、ボーナスも3ヶ月分から1.5ヶ月分へ(当時)

さらにこの頃(2003年)からボーナスにも課税されるようになり、具体的には

  • 額面の4.1%が「健康保険料」
  • 額面の7.144%が「厚生年金」
  • 額面の0.6%が「雇用保険

(以上税理士事務所jpさまから引用)

としてお上に持ってかれることに。

どんどん手取りが減っていきました。

この辺で少しずつ社会全体の消費が冷え込んだと思います。

 

捨てる!ブームからミニマリストへの時代へ

21世紀頭に到来した『捨てる!』という本があります。

今まで「いかに所有するか」ばかりだった中で異質を放ったこの本は、

この年、大注目をあびることに。

生きてると必ず、物は増えます。

だけど私たちは買わされてきました。

 

かの広告代理店・電通が言っていたことがあります。1970年代から。

 

消費の10箇条

1.もっと使わせろ(あれもこれも必要ですよ)

2. 捨てさせろ(次々に買い換えさせろ)

3.無駄遣いさせろ

4.季節を忘れさせろ(冬のビールとかアイスとかね、逆はあんまりない?)

5.贈り物をさせろ (父の日母の日孫の日!バレンタインとかホワイトデーとか、

お盆玉ってなんやねん)

6.組み合わせで買わせろ(コンプリートさせろってことね)

7.きっかけを投じろ(CMバンバンうちなさいってことね)

8.流行遅れにさせろ(雑誌であおれば買いますね)

9.気安く買わせろ(2つ併せて20%オフとかね)

10.混乱をつくり出せ!

(最後の10.がなんか狂気すら感じます・・・)

 

こっから方向転換をしだしたのがこの時期と思います。

 

(そもそも電通自体がまあいろいろある会社ですから私は全く信用しておりませんが。

ああ、やっぱりこういう体質の会社なんだなあと。

さすが日本の会社じゃないなあと。

結果的に流行に乗れなくて良かった、と胸をなで下ろしております。)

 

ミニマリストを突き詰めると、かなりがらんとした部屋で暮らすことになるので、

それは私には無理なのですが。

考え方に影響を受けたし、実際部分的にも取り入れている方が今はとても多いのではないかと思います。

 

ミニマリストのちょっと簡易版に『シンプリスト』という言葉が派生してきました。

多くの人はこっちを目指しているのでは、と思います。

 

・すきな物を厳選して生きる

 

同じ服だろうが、同じものだろうがすきな物を繰り返し使う、

先の見えない不況下にあって、この生き方が市民権を得てきました、と思う。

過度に他人の目を気にする必要はないのだと。

 

ミニマリストがブームになって、市民権を得て、むしろスタンダードになってる現在が、

私は嫌いではありません。

今日本が置かれている状況を顧みると、

 

『国産品』

『日本製』

メイドインジャパン

 

をもっと大切にする時期が来ているのだと思います。

このままでは製造業が衰退してしまう。

観光じゃなく、製造業で強くならないと、世界に食われてしまう。

今もう世界的には某国の台頭により、このままでは侵略されてしまう。

いやむしろ、侵略されかけている。

 

一市民である私は、選挙に行くことと、日頃の買い物で国産品を応援するしか出来ません。

だからこそ、限られたお金を「ここだ」と思うところにつぎ込めるミニマリスト的な考え方が、

自分の生活や思想に合っていると思う。

 

 

だからミニマリストブーム・万歳!!